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決勝インタビュー

平原康多
大宮記念は昨年優勝。それも含めて４回優勝しています。準決は後輩の頑張りが全て。
いつも藤田さんには甘えてばかりですが、今回は自分が前でやります。
とにかく自力で地元ファンに納得してもらえる走りをやりたい。
新田祐大
準決の仕掛けは悪くなかったと思うし、神山君が強かった。菅田君と話して僕が前で自力勝負です。
石井秀冶
松谷君と話し別で走る事になった。僕も３番手は回れないので。単騎で行ける処からの自力勝負です。
松谷秀幸
石井さんとは割り切って走る事にした。今年は更なる飛躍の年にしたい。
特別競輪にも連続して出場出来そうだし頑張らないと。
花月園メモリアルは確かにＧ３だけど、メンバーも違うし、ここで２度目の記念Ｖを狙いたい。
神山拓弥
この後、色々と頑張らないといけない理由がある（笑顔）。
でも、まだこの事は発表したくないので、よろしくお願いします。
脚の感じは悪くないし位置取り次第ですね。平原さんとはガチンコで自力主体の自在戦です。
菅田壱道
新田さんの番手で頑張る。番手を回るのは初めて。
ヤンググランプリの時に僕―新田さん－飯野さんの並びはあった。
その時は新田さんが番手捲りで飯野さんの優勝だった。
みんな、俺の優勝と冷やかされたが、そんな甘くはないし離れない様にしたい。
藤田竜矢
地元記念だし決勝に乗れて一安心。これも後輩達のおかげです。ここは主役の平原君の番手。
もちろん好きに走ってもらい、高知記念に続き２度目の優勝を目指したい。
浦川尊明
地元勢と別線になるし、神山君の番手へ。自分なりに伸びは良いですよ。
神山君のスピードに乗って突っ込むレースです。
福田知也
同県の松谷君。流れも良いし脚の感じも良いですね。
２場所続けて決勝に乗れたし、脚質を変えて正解でした。
前回は前の林雄一さんが優勝。３着には入れたと思うし、今回は気合を入れて頑張りたい。

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三日目勝因敗因

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二日目勝因敗因

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初日勝因敗因

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初日全選手インタビュー

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ヤマコーの「やってやるって！」

日刊スポーツ評論家　山口幸二

ヤマコーの「やってやるって！」過去の一覧アーカイブはこちら


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コンドルの眼

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武田一康
コンドル出版社代表取締役社長。
昭和23年4月24日生まれ。
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、19歳から予想業に携わる。
新聞業務は実弟の圭二氏（小倉競輪場キャスター、コンドル社・専務）、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日円滑に製作されている。　
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報と経験値を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで提起しており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運び直撃取材を欠かさない。
年間３００日近くの出張は、ここ１０数年のルーティンワークで「あちこち、ガタがきとるけんが、じっとしていられん性分ったい」と生涯・“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
６５歳を迎えた今もなお、時には２０００グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約１時間の散歩をノルマと課すなど、ドＭともいえるストイックさで自らを攻めており心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN１、２位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯、そして愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズには目がない。
競輪と同様の『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだろうか。


３日日
大宮記念の３日目は、やっぱりウィークデイでは厳しく、１４億がやっと、これで３日間の計は４６億４２０４万６１００円。 目標の６５億には１８億４千万が必要に成り、厳しい状況ですが、６０億を越えたら、それなりに成功では。
大宮の３日目は私が推奨した選手はそれなりに頑張ってくれました。
最終日も少々、２Ｒ、藤岡隆治の首位。４Ｒ、柿澤大貴の逃げ切り。８Ｒ、相川永伍のハイパワー。
１１Ｒの決勝は、平原康多の優勝を心の底から応援したいと思ってますが、心労が重なっている事もあるので、ズバリ、石井秀治の記念初優勝を狙います。
尚明日から「コンドル」をコンビニ（ローソン）のコピー機から「Ｅ新聞」で取り出せるとの事、大いに活用して下さい。


２日日
大宮記念の２日目は本当に冷え込んだ寒風吹き荒れた中での闘いに成りましたが、
大ギヤには、この悪コンディションも関係ないのか、
１４秒、それも前半のハロンタイムがバンバン出たのには驚き以上に、
私が愛する競輪がドンドン競技の方へ行ってる気がして寂しく成りました。
生命ある内に、昔の3.57全盛の競輪にして、
作戦のコメント、顔見せ無しに戻して欲しいが願いです。
間違っても五輪のＫＥＩＲＩＮには行かない様にして下さい。
もしこれを真剣に考えてやろうとするのなら、断固として闘う所存。
競輪はファンの物と言う事を忘れない様に。
売り上げは和歌山の２日目、日曜より２億弱減りましたが、
３日目は又しても番組さんがドーンと勝負して下さいと準決３番に組んでます。
功を奏するかどうかは前半戦の入り方次第かと、その前半戦は狙い目ばかり。
１Ｒ、無印ですが狙いは２日目の脚で、山田隼司。
２Ｒ、森川剛が不振で、捲りの樫山恭柄と逃げの山本奨。
３Ｒ、叩き合いを捲る柿澤大貴ー阿久津修の表裏。
４Ｒ、一度び火が点いたら止まらない、箱田優樹。
５Ｒ、小原太樹の快スピード。
６Ｒ、師匠の援護で、西村光太。
７Ｒ、早坂秀悟が捲りで千切り、追う一ノ瀬匠の後から三槻智清。
８Ｒ、山田英明・山田久徳の叩き合いを伊藤勝太ー武井大介で捲るフォーカス。
９Ｒは、石井秀治。
１０Ｒ、神山拓弥。
１１Ｒ、平原康多です。
そして今度は小倉ミッドナイトの最終日、７個レース全部が狙い目。
コンドルのメルマガ、弟の解説で大宮記念の資金を稼いで下さい。


初日
大宮記念の初日は、物凄い好天気に恵まれ、そして番組が本命で勝負出来るレースを作ってた事もあり、土曜日なのに、１４億６千万強なら、目標の６５億には達するのでは。
初日は番組のお蔭で本命は全て的中しましたが、これは当たり前の事で、ヒットを飛ばしてこそ「情報紙」なら、２日目は９・１０・１１Ｒ以外は思い切った狙いをコンドル紙上でやってるし、ヒントをふんだんに載せてますから、ご利用下さい。


前検日
大宮記念の前検日。この時期にしては珍しく快晴で風もなく、気温も上昇する最高の天気の中での取材です。
この天候が４日間続いて欲しいが願いです。
初日の組み合わせは、何と開幕戦のトップバッターは大ベテラン紫原政文、
オールドファンを取り込もうの魂胆であれば、
この際、ルール・制度全てＫＰＫ前の魅力あった創成期の頃に戻してもいゝのでは。
作戦面のコメント・並びを教える顔見せは大反対。
並びを推理する楽しみをファンに返して欲しい気持で一杯。
他のレースも記念らしく本命で本命で勝負して貰う工夫がなされて居り、
例年の下手な番組とは全然違い、一本筋が通ったものばかり。
これならやゝ高めの６５億近くは行くかなの期待が。
強いてヒントは、和歌山記念から中２日の選手に、
ＳＳイレブンの選手は人気しても思い切って消してもいゝのではが私の予想であり予感です。

尚、私の新聞「コンドル」もやっと全国区に成りました。
それは今月２１日から全国のローソンで５００円あれば引き出せる様に
イー新聞の山口社長が尽力してくれました。
私の所だけでなく、全国各地の新聞も同時ですが、その中でも「コンドル」を是非、
値段以上の情報に私の推理・経験を全て出し切ってますので、お金儲けのテキストにして貰えれば幸せです。


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鈴木桜花の桜前線急上昇中！

【鈴木桜花】
小田原を中心に様々な競輪場でＭＣをしています。
しかし、まだまだ勉強中の身。
皆様に競輪の情報をはじめ、楽しさ、素晴らしさをお届けすると共に
桜花の成長を見守っていただけたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いします！

桜花のブログ「桜花の徒然日記」
ameblo.jp/ouka-rigolo/

４日目
今日は４日間の中で一番温温かい日でした。
ポカポカ小春日和。

最終日とあってお客様もたくさんいらっしゃいました。

イベントステージもライブパフォーマンスや
埼玉OB会の方々のトークショーや
山口幸二さんのトークショー、予想会と
かなり盛り上がっていました！

私は今日も競輪玄人なお父様方とお話できました。
やはり初心者の方は少ないですね・・・。

グスン。


[大宮記念　4日目]


大宮記念最終日でした。

決勝戦は久々にバンクで見ました。
初日、新田祐大選手が「大宮バンクは久々で大きく感じた」
の言葉通り、確かに大きい。

いつも333バンクに見慣れているので余計に感じます。

さて、レースですが
かなり早めに埼玉勢が動いたので驚きました。
なんだかもう捲り合戦になっていましたね。
新田祐大選手が先行して、そこへ平原康多選手が捲ってきて
競り合いになってしまいました。

「あ・・・これは平原選手、厳しいかも」

と思った時に番手から藤田竜矢選手が上がってきました！

埼玉応援ブースも盛り上がる！！！


しかし、ここは５００バンク。
最後の直線が長さをしっかり利用し、
伸びてきたのは神山拓弥選手！！


本当に５００バンクは最後までどうなるか分かりませんね。
また神山選手もいい位置にいましたよね。

優勝おめでとうございます！！

そして次はいわき平記念です。
目白押しですね！！

またその時にお会いできるのかな？？
次回もお楽しみに！



それでは皆様、素敵な競輪ライフを！


３日目
今日もいいお天気！連日天候に恵まれてよかった！！

今日は平日ということもあって、
初心者の方は少なめ・・・。
でも、競輪を何十年と観てきたお客様に色々聞けて
それはそれでとても充実した１日でした。



[大宮記念　3日目]

さて、いよいよ準決勝です！

９Rは来ましたね！地元の藤田竜矢選手！
阿部大樹選手が懸命に逃げていったところをかわしていきました。
埼玉応援ブースも大盛り上がりでした！
しかし注目なのは３着の石井秀治選手。
捲っていったところを岡田征陽選手にブロックされ、
しかも後ろは落車。
最後方まで下がってしまいました。

が、そこからもう一度かけ直して捲っていくんですから
そりゃもう驚きです。決勝戦も期待高いです！

１０R、新田祐大選手を意識したレースでした。
「捲らせないぞ」という意思がひしひしと伝わってきます。
しかしそこは世界のダッシュ。
ものすごいスピードで捲っていったときに、
神山拓弥選手が切り替えて番手に。
最後はしっかりかわしていきました。
いいですね、冷静さを感じます。

１１R、地元相川永伍選手が早めに仕掛け、
先行していきました。
捲ってきた濱田浩司選手に合わせるかたちで
平原康多選手が切り替えていき、そのまま１着でゴール！！

しっかりと決勝進出を決めました！さすが！！

で、このレースでの注目選手は松谷秀幸選手。
前受から埼玉勢が上がってきて、台和紀選手と競り合いになったんですよね。
一度弾かれたものの、そこから今度は自分から台選手にけん制をして、
見事３番手に。
最後もしっかり狭い中道を見つけての２着。

なんだか熱いものを感じました。

松谷選手に初めてお会いしたのは去年の４月、小田原でのFⅠ。
S級初優勝だったんですよね。
もともと野球選手で活躍していたが、
ケガなどの理由で一軍へ行くことはなかった。
その辛い時期も経験しているからこそ、
笑顔で優勝者インタビューに答えてくださったのが印象的です。

小田原のオリジナルTシャツを着ての登場は
地元ファンも盛り上がっていました。

それからこれも小田原で６月に開催された
花月園メモリアルin小田原（GⅢ）で、記念初優勝！！
もともと花月園出身だった松谷選手にとって
これほど嬉しいことはなかったはずです。


S級初優勝から記念初優勝と活躍著しい松谷選手が
ここへ来て決勝進出。

和歌山記念でも神奈川の林雄一選手が優勝するなど、
実は神奈川も盛り上がってくるのではないかと・・・。


明日はいよいよ決勝戦！！

私も一生懸命お仕事しながらレース観ます！！
皆様のご来場お待ちしております！！



それでは皆様、素敵な競輪ライフを！


２日目
いやはや今日は風もあって寒かった！！

しかし、お客様はたくさんいらっしゃってましたよ。
初心者ガイダンスも賑わいました！

初めて競輪場に来たというお客様に色々と
レクチャーさせていただいて、実際に車券を買ってみたのですが、
これがなんと的中！！！！

お客様も喜んでて、握手を求められました(笑)

ガイダンス冥利に尽きますな！
よかったよかった！



[大宮記念　２日目]

さて、レースですね。

今日は優秀戦がありました。

相変わらずの平原康多選手の位置取りの上手さに驚きましたが、
平原選手が捲っていった時に、岩津裕介選手もいい位置を取ってたんですよね。
うまく道を見つけて気づけば１着でゴールイン。
え？？どこから来たの！？って感じでした。
ゴール前の伸びもよかったですね。

平原選手は２着。
そんな平原選手は間違いなく今回の大宮記念の
主役と言っても過言じゃないですよね。

この前西武園で後閑信一選手とトークショーしていて
平原選手の話題が出たのですが、
お二人は公私ともに仲良しとのこと。

つい最近も西武園で２人で練習していて、
自分の自転車のフォームを動画で撮影して研究をするんだとか。

１本走っては動画のチェック。
また走ってはチェックを繰り返す。
お互いのフォームについて意見交換するんですって。


そういった地道な作業と練習とが
今の平原選手をつくっているんですね・・・。

後閑選手に「あいつはいい男です」と言わせちゃう平原選手は
レースも強い！！やはり明日の準決勝も期待せずにはいられません！！


皆様のご来場お待ちしております！！



それでは皆様、素敵な競輪ライフを！


初日
大宮記念のお仕事スタートです！
今回も初心者ガイダンス！

今日はたくさんの方に
ご利用いただきました！！嬉しい！
仕事してる感じです(笑)

まず興味を持ってもらう事から、
ゆっくりと覚えていただければと。

明日も笑顔で皆様をお迎えいたしますよ！！




[大宮記念　初日]


さてさて、レースですが、
やはり平原康多選手が強いですね！
位置取りが素晴らしい！鳥肌モノです！
しっかりとラインでワンツースリー。
初日からいう事なしです！

新田祐大選手もあの距離を逃げていますから
やはり素晴らしいですね・・・。
５００バンクだからもつのかしら・・・と思っていましたが、
神山拓弥選手に最後は差されたものの２着。
よい滑り出しなのではないでしょうか。


私個人の注目選手は地元埼玉の相川永伍選手！
今日も２Rで１着でした。
前検インタビューもしたことがあるのです！！
１０月の西武園でのレースの時にお話を伺ったのですが、
その２場所前に立川で完全Vを果たしていました。

しかし、自身は「たまたまです」と謙虚に言ってみせた。
「最近では練習が噛み合ってきたんです。
前走の青森ミッドナイトボケがまだ抜けてないんですけどね(笑)
体が動かないんですよ！！」

と、インタビューに関わらず
フッと笑みがこぼれるようなほのぼのした雰囲気に。

次から次へと話をしてくれる相川選手は
やはりパフォーマーなのだと思いました。

そんな相川選手も今期はS級へ返り咲き。
A級では負け知らずに強かったけど、
やはりS級でも活躍が観たい！！地元だし！！


そんな相川選手にも注目です！！

明日も私は初心者ガイダンスにいます！
大宮競輪場でお待ちしております！！



それでは皆様、素敵な競輪ライフを！


前検日
連日寒い日が続きますが、
皆様大丈夫ですかー！？

私はもうだめです・・・。
もともと寒いの苦手で、お仕事するときは
ホッカイロをベタベタ・・・(笑)
残念な奴です。

そんな私は明日から大宮記念でのお仕事です！
また寒いかしら。
初心者ガイダンスでのお仕事ですので、
皆様気楽に競輪話でもしにきてください！

[大宮記念 前検日]

二宮歩美の目指せっ！e-キャスター！！

谷友梨子のこの選手にエール

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http://yokkaichikeirin.com/blog/

谷友梨子
四日市・松阪を中心に活動するキャスター。
軽快なトークと緻密な取材を元にした情報に定評がある。
女性ＭＣと、プロの解説者以上のコラボは競輪界の「いっこく堂」である。
ファンの間では「押し付けがましくなく、
耳にスッと入ってくる。それでいて内容も確かだ。
車券を買う時のギャンブル心理を逆なでしないのも良い」の声を聞く。

こんにちは。谷友梨子です。

期の始まりであるこの時期には、「今期が初Ｓ級なんです！」という、嬉しい表情に出会います。
今は、級班の決定が、次期の１か月少し前にしか分からないようですが、競輪場などに張り出される、級班の点数表で自分の位置を確認し、最終的には、自宅に届く級班の通知葉書で「Ｓ級」を実感するそうです。

そこからその象徴であるＳ級のレーサーパンツの購入。自分で購入もしますが、師匠や先輩などから貰うのが、慣例のよう。なかには、「彼女に買って貰った」という、幸せな選手もいました（笑）。「Ｓ級に昇級したらお祝いに」という以前から約束だったそうですよ。そんなＳ級パンツ。「誰もが一度は、１人鏡の前で、自分のＳ級パンツ姿を確認すると思うよ（笑）」と言っていた選手もいるぐらい、やはりこの初めての赤いラインのパンツは嬉しいもののようです！

さて、今年から、その念願のパンツを履いているのは、高久保雄介選手。（滋賀・１００期）。大宮バンクも初めてなら、記念競輪も初めてという、２７歳の新鋭レーサーです。



体も顔もワイルドですが、お話すると、とても優しいシャイな雰囲気の選手です。

公式発表では、身長１７９センチ、体重９８センチ。中学、高校、大学と砲玉投げで日本一に輝いたパワーある選手です。師匠は、高校の陸上部の先輩である松村順之さん（７１期、昨年９月引退）。競輪学校には適性で入り、在校は６４位でしたが、地脚を活かした先行主体の戦いで力を付け、デビューから２年半でＳ級に昇級しました。

初めて話しを伺ったのが、デビューから５か月後でした（2011年12月松阪チャレンジ戦）。
「先行一本です。師匠の松村さんからも『先行しろ』と言われています。ただ、誘導早期追い抜きや、スタート牽制の事故点も多いので、『そこは考えて走れ』と言われています」と、この頃から先行一本。

それから１年後。この頃はＡ級２班（おととし11月松阪）。
「２班に上がって？いや～、まだまだですよ。もっと力をつけないと。デビューから、ずっと3.85のギアを掛けていましたが、前々回広島から４倍を掛けました。これがいい感じで踏めています」

その２か月後。今からちょうど１年前（昨年1月四日市）。
「昨年10月広島以降は、4.00を使っていましたが、前回松山で初めて4.08を使いました。フレームはそのままですが、ギアだけではなく、ハンドルや他の部品も色々試しています。それで、１・２班戦初優勝できましたが、ギアが良かったのか、たまたまなのか…。ちょっと試してみないと分からないですね。今年はＳ級を狙う？そうですね。でも結果は付いてくるものなので、あまり色気は出さないように」


（昨年１月四日市にて）

その半年後。７月には初のA級１班に昇班（昨年8月松阪）。
「最近は結果も出てきましたね。要因？以前と比べて、フォームを見直したことですかね。以前は、バックでも力ずくでガチャガチャ踏んでいる感じだったけど、一流選手のフォームを見ていたら、みんなスーッと流れるように踏んで進んで行く。それで、師匠とも話をして、ペダリングを意識するようになりました。水谷好宏さんにも、練習で一緒になったときには見てもらっています。でもまだ、フレームを含めて、色々試行錯誤している段階です」

「前回小倉決勝（長島大介選手のカマシ先行。１角７番手から捲るも不発、６着）では、ちょっと色気を出して失敗してしまいました。僕が中団にこだわっている時点でダメでしょう…。初日は、いいレースができたと思います（ジャン前長島大介選手を押さえて先行２着で、番手の丸元大樹選手が１着）。今回も積極的に攻めていきたいです」

「今の目標は、とにかくＳ級に上がること。今期は初の１班ですが、本当は１班を飛び越えてＳ級に上がりたかった。将来は特別にも出たいですね」


（昨年８月松阪にて）

その１か月後（昨年9月松阪）。
「脚がついてきた？いや～、まだまだ自分でレースを作れていないこともあるので…。今回も、自分のレースができるように頑張ります。練習は、基本的に、街道は一人。バンクに入ったら、バンクにいるメンバーとやっています。同じ先行タイプの、藤井昭吾と切磋琢磨し、お互い頑張っています」

そして、その４か月後。いよいよ初のＳ級戦！

デビュー戦のいわき平予選では、ジャン前に坂本貴史選手を押さえて先行しての逃げ切り勝ち。S級初出走で初勝利！準決勝ではジャン前に先行し、高橋陽介選手に捲られ９着と終わりましたが、３日目一般戦では、ジャン先行で、番手の中井護選手を差させず、逃げ切ってS級２勝目を挙げました！まだＳ級の戦いは始まったばかりですが、上々のスタート！今シリーズの、初記念でも大いにレースを盛り上げてくれることでしょう！楽しみな存在です。

砲丸投げの選手から、競輪界へ転身した高久保選手。高校の講師をしていた時期もあるそうです。



「砲丸投げを始めたのは、中学のとき、たまたま陸上部に入り、体が大きかったこともあって、砲丸投げを勧められたから。大学でも日本一になり、実業団という道もあったかもしれませんが、なかなか陸上で食べて行くのは難しいと思いました」

大学卒業後は？
「大学を出て１年間は、高校の保健体育の先生（講師）をしていました。年齢が生徒に近かったこともあり、なかなか“先生”と呼んでもらえず、近所に住んでいたので、休日に生徒にばったり会った日には、『高久保、何してんの？』と言われました（苦笑）」

共学校で、女子生徒からも人気があったのでは（笑）？
「ん～、人気があったかどうか分かりませんが、バレンタインにはチョコレートをたくさんもらいました（笑）」

「講師の仕事をしながら、大阪体育大学で自転車の練習をし、適性で入校しました。陸上から自転車に転身して？陸上はアマチュアだったけど、今はプロなので、シビアで大変だけど、やり甲斐がありますね」

ところで、高久保選手は３人兄弟の一番上だそうです。
「弟が３つ下で、妹が１０歳下で１６歳。僕が高３のとき、オヤジが亡くなり、そこからは僕が、妹の父親代わりのようなものです。色々口うるさく言ってしまい、嫌われています（苦笑）」

でも、妹さんも、そのうちお兄さんの気持ちを分かってくれますよね。
「はい。いつか結婚するときにでも、父親代わりの気持ちを分かってくれると期待して、見守っています」

そんな、記念初出走となる高久保選手に、エールを送ります！


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武田あかりも負けるもんか

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みなさん、こんにちは。
競輪リポーターの武田あかりです。




明日から、大宮記念！！
ということで、大宮競輪場のおとなりの由緒ある氷川神社に大宮記念の無事をお祈りしてきました。



大宮競輪場の周りも、1年に1度の賑やかなお祭りモードに(^^)

さて、今回の『武田あかりも負けるもんか！』でご紹介するのは、
地元埼玉の相川永伍選手！！



前期の半年間、A級だった相川選手。
『A級に半年間、落ちたおかげで良くなった！！
S級では、自分が挑む立場で先行で戦ってたけど、A級に落ちてからは、レースで挑まれる立場も多くなり、その中でどう対応していくか、今までの後ろ攻めからの先行ばかりはさせてもらえなくて、与えられた位置から勝てるようになった。
その結果、戦法にいろいろなバリエーションが増えた。人の動きも分かるようになったのは、とても大きい収穫！！』
と、この半年間を充実したお顔で語ってくれました。


その成果通り、A級では、1着のオンパレード！！
そして、前回の名古屋でのS級復帰デビュー戦で(先行逃げきりで1着、捲って1着、捲って2着)と準優勝！！



デビューしてから、ずっと先行で戦ってきた相川選手。
師匠の飯田威文選手からも『先行してバックとってれば、結果はついてくる』というアドバイス通り、『自分は先行しかしないので、展開も見えるようになって、内容もわかるようになってきた』
と、おっしゃってた相川選手がS級で1つの壁にぶつかり、半年間A級に居たことで、さらにパワーアップされてS級に戻ってきました。

『練習も、集中して出来るようになった。
練習に対して、意識を変え、今までと同じ練習をするのにも、考えて練習をするようになった。その分、1本に対しての集中力が上がった。
練習の中身の濃度が濃くなった！』
と、お話をされるお顔に自信を感じました。



今回の地元記念については、
『いまの埼玉の先輩たちのいい流れに乗れるようについていきたい！
決勝乗れるように！！
今年の目標がG1に出たいので、G1出ること！！
まずは、記念決勝3着まで入って、競輪祭の権利を獲りたい。
目標は高くもってやらないと(^^)』
と、教えてくれました。


そんな相川選手のプライベートは…
実は、高校卒業後、美容師の専門学校に通われ、美容師免許をお持ちなんです！



その腕前をぱちりっ(^^)
もちろん、この相川選手のヘアーは、ご自分でカットされてるんですって。
バリカンで！！


S級に戻ってきた、相川選手の地元記念での走りに注目です！


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竹林一彦の競輪閻魔帳

竹林一彦

専門紙「アオケイ」編集長。１９５８年生まれ。
「勝手に喋って聞く耳持たず」のGamboo・予想会も好評。

Gamboo生放送出演中！

今は昔

欧州のサッカーをテレビで観た少年が綺麗な緑のピッチに憧れを抱く。
高校球児はメジャー・リーガーのプレーに興奮し、その打撃フォームを真似ようとする。
どんな競技でもそのトップの「闘いぶり」がその競技のトレンドを左右する。
昨年末のグランプリに倣えば今年の競輪の流行りは「一本棒」だ。などと記せばまた叱られるだけか。
勿論、一回しか踏みたくない大ギヤ九人で一億と最高栄誉を争えば「あの展開」の論も立つのだが、初めて競輪を観た人間を惹かせるエナジーは薄いと言わざるを得ない。
深谷知の侠気、浅井康の三番手の仕事、結果五着でも成田和の尋常じゃない突っ込み……。
見せ処・聞かせ処が探せないわけじゃないが、競輪のビギナーには理解不能だろう。
３・57、３・64、決勝は一枚上げて勝負ギヤ……。踏んだりやめたり、智と策の競輪が懐かしい。


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とかく・この世は金ばかり～マッチーの七転八起奮戦記

町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。
現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。
前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか！？

僕が知っているある企業の社長は常に下から下から謙虚。
それが演技なのか、それとも地のままかは分からない。
それでも商売は成功しているし、人の心を掴むのが上手い。
特に年配の実力者の心に飛び込んでいく事を得意にしている。
言葉は悪いが、男芸者かもしれない。
でも、人生経験豊富な社会的地位の高い先輩諸氏のハートを鷲づかみにするのだから、僕にはない素晴らしい人間性を持っていると言える。
さて、競輪界に目を向けてみる。
全体の売り上げ規模は何千億円あるが、小さな村社会である。
組織の論理も当然ある。
個人的には、今、騒がれている騒動はよく分からない。
今回参加のある選手が言っていたが「僕らは博打の駒。その駒に意見なんてないでしょ。でも、みんな理想をかかげて生きている。与えられた場所で、与えられた自分の生きかたと言うか、走り方をやっていくだけですよ」。
選手は走りで自分の生き様を見せる。
僕ら記者はファンの為に生きた情報を伝え続ける。
そこには常に謙虚さが必要だ。
だけど、どこか新しい競輪界を探し求め、僕自身も常に模索している。
風穴を開けたい気持ちで突っ走れれば最高だ。
言葉とは裏腹に、今所属している組織に守られているから、今の僕がある。
感謝の中に葛藤もあるが、心の問題である。
ちょっとだけ、やるせない思いがあり上手く文章がまとまらない。


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